ポルノグラフィティの不思議さに、揺蕩う。

最近また、ポルノグラフィティの好きな曲、うたかたを聴いてみた。かげろう、夜光虫など、アゲハ蝶のときみたくここでもやっぱり羽のあるものが出てくるし、この曲も愛おしさを揺らめかせながら全体的に吸い込まれるような不思議さが伴っているように感じる。

「夜の海に光を灯す青い夜光虫」と来て「旅人が辿りゆく道しるべなのか」とシメているところとか、「あまた、幾千、うたかたと消えた・・・」と来てから「想いを空へと放って燦々と浴びてみようか」とあるところ、夜光虫やかげろうなど羽のあるものが飛び交うように空に放つようにも思える気がする。

ともあれ、こういう幻想的でありながらもリアルな痛みや愛おしさを絡めての恋歌を創るのが、ポルノグラフィティの真骨頂というか見せどころだと思う。今更だが、こういう歌詞はてっきりハルイチが作詞したかと思いきや、あと後になって昭仁の方が創った歌詞だと知った(笑)。というか昭仁の方がむしろこういう作詞に長けているんだなぁと。

「薄明り這いつくばっても」辿り着きたい恋の歌。歌詞に表現され、投影されたあちこちから、叶わぬ人を想うことを止められないどうしようもなさが押し寄せてくるのが伝わってくる一曲だ。曲の最後が「せめてしんと眠りに就かせて」と締めくくられているところといい、この曲も最後の最後まで「うーん、いやぁ、こりゃポルノグラフィティだねぇ~」に尽きる(笑)。

秋口にこういう曲に「揺蕩う」のもまたよしなうたかたなのだった♪