青春時代の誇れる日焼け

高校生の夏休み、私の顔は大抵赤黒かった。それは、応援団の一員として、毎年夏に開催される高校野球の応援に必ず付いて行ったからだ。私の肌は、赤黒くなってしまう、一番厄介なタイプだったのである。応援が終わった後、自分の顔を見た時の驚きは容易に想像できるであろう。http://minohealth.com/

だが、赤黒くなってしまった事を悲しく思う気持ちは、勝ち進んだ時の喜びのほんの一部である。同級生に顔を笑われてしまった事も、今では良い思い出である。冬にようやく元の色に戻ったと思ったら、また、夏が来る。「日焼けしてしまうなあ。」と思いながらも、心はワクワクするものであった。

汗まみれの学ラン姿の応援団、吹奏楽団の爽やかな生演奏、チアリーダーズの活気溢れるダンス、祈るように見守る選手の家族、ヤジを飛ばす野球好きのおじさん。

グラウンドだけでなくスタンドも熱く盛り上がる事ができる高校野球には、夢と希望が沢山詰まっている。今年は、新型コロナウイルスの影響で、全国高等学校総合体育大会は無くなってしまったが、一縷の望みをかけ、全国高等学校野球選手権大会の開催を願うばかりだ。そして、当時の私のように、青空の下、日に焼ける事を気にせず、熱くなる高校生の姿を待ち望んでいる。